【オールカントリーとS&P500はどちらに投資すべきか?】
その悩みに対する答えを追い求め、そろそろ1年目である2021年が終わりそうです。
この記事では、投資信託の全世界株式とS&P500の完全比較を行い、その結果を指標として公開していきます。
完全比較とは、 双子のジュニアNISAを【姉:eMAXIS SLIM 全世界株式に100%投資】と【妹:eMAXIS SLIM 米国株式に100%投資】に分けて、同じ日に同じ金額で投資し、運用するという究極の運用実験です。

これまで好調だったアメリカでは、年末にかけて債務上限問題やテーパリングや金利引き上げやサプライチェーン問題、更にはオミクロン株のまん延など、不安要素が次々と出てきていました。
全世界でも、中国恒大問題やエネルギー不足、色んな国のなんやかんやと、世界情勢は目まぐるしく変化しています。
そんなせわしい世の中は、いったい株価にどんな影響を与えているのか、リアルな数字を見てみましょう。
※投資はリスクを理解した上で、自己判断のもと行ってください。
※筆者は、ジュニアNISA以外の資産運用に関しては、低リスクを意識したポートフォリオを組んでいます。
運用1年目(投資金額80万円)
運用1年目(2021年)の結果がこちら。
【R3.2.2開始】~R3.12.12 | 姉:e MAXIS Slim 全世界株式 | 妹:e MAXIS Slim 米国株式 |
評価額(元本80万円) | 913,424 | 966,528 |
リターン | +113,424 | +166,528 |
各々80万円のジュニアNISA枠満額に対してのリターンは、S&P500に連動している米国株式の方が約5万円も多いという結果になっています。
この結果だけを見ると、現状はアメリカへの投資を行うことが正解の様な気がします。
これが10年後、20年後はどうなっているのか…。
私の個人的な意見として、少し前までは「アメリカに一点集中して大きなリターンを狙うよりも、世界に分散して投資できるオールカントリーの方が、少しだけ安心して超長期運用ができるような気がする。」というようなことを言っていましたが、1年でここまで差が出るのであれば、少し考え直さないといけないかなと思ってきました。
しかし、インデックス投資をやった方が良いという思いは、この1年を通して強くなりました。
これからも、インデックス投資をコツコツと続けていこうと思います。
本当に株式投資って凄いですよね。
ただし、その分リスクがあることも忘れないように。
そんなことを言いながら、最近レバナス投資を始めたんですけどね(笑)