どうも、生後9カ月で双子のヘルメット治療を開始したゆるもりです。
もしも今、ヘルメット治療で迷っているなら、治療した場合と治療しなかった場合を考えて、後悔しない方を選びましょう。
我が家の双子は生後8ヶ月の時に、斜頭症のグレード5と診断され、9ヶ月を過ぎてからヘルメット治療を開始しましたが、今ではほとんど気にならない状態まで改善しました。
今回は、乳幼児の頭の形を修正するヘルメット治療についての体験記を書いていきます。

・ヘルメット治療について
知りたい
・子供の頭の変形で悩んでいる
・6か月を過ぎて始めても
効果はあるの?
そんな悩みや疑問をお持ちのあなたに、私が経験した双子のヘルメット治療についてお伝えします。
ヘルメット治療を行った事で感じたことや、苦労したことなどについて、ありのままをお伝えしていきますので、判断の材料にしていただけると嬉しいです。
※治療効果は子供の成長や変形の度合いによって様々です。
※この体験記は、ヘルメット治療を推奨したり、効果を保証するものではありません。
※AHSのスターバンドを使用した体験記です。
変形が気になり始めてから治療開始まで
子供たちの頭の形が気になり始めたのは、
生後3ヶ月の頃でした。
いつも同じ方向ばかり向いている子供たち。
反対を向かせようとすると大泣きするし、どうにか反対を向かせても、すぐに元の方向に向きなおしていました。
向きを変える➡戻る➡変える➡戻るを繰り返した1ヶ月。
親の努力をあざ笑うかのように、子供たちの頭の変形は徐々に進んでいきました。
ネットで色々と調べて、ヘルメット治療の事を知ったのが生後4か月の半ばでした。
1人30万円という高額な料金に悩むこと
1ヶ月。
「生後6ヶ月までに治療を始めた方が効果が期待できる」というネットの言葉を信じ、決心して治療の申し込みをした時点で、生後5ヶ月の半ばを過ぎていました。
ヘルメット治療の流れを簡単に紹介
AHSが提携している病院で専門医の診察を受ける必要があります。
私が治療を決心して申し込みをした時は、すでに診察予約は2カ月先まで埋まっていました。
特殊な帽子をかぶり頭の形を測定し、
治療に関しての説明を受けます。


※診察日に頭の測定までしてくれました。
※ここまでは無料で対応してくれます。
後日ヘルメットの柄などを決めて
申し込みを行います。
柄の種類が多くて、この柄選びで非常に悩みました。
ヘルメット完成までに約2~4週間かかります。
完成したら、最寄りの専門機関にヘルメットが届き、そこで最終的な調整を行います。
私の住んでる地域には専門機関がなかったため、片道4時間かけて通いました。
最初は短時間の装着から始めて、最終的には1日23時間の装着を6ヶ月間続けます。
6ヶ月の期間中は月に1~2回の頻度で専門機関での微調整が必要です。
ざっくりと流れを書きましたが、注意してほしいポイントだけまとめます。
- 診察予約がなかなか取れない
- ヘルメット完成まで時間がかかる
- 定期的に調整が必要
- 調整できる場所が少ない
- 6ヶ月間ほぼつけっぱなし
治療を決断してから、実際に治療を開始するまでに約3カ月かかりました。
この3カ月間でも、子供の頭はどんどん成長していき、治療効果が少なくなる…
そう考えると、もっと早く決断しておけばよかったと後悔したこともあります。
生後9ヶ月でやっとヘルメット治療をスタートすることができましたが、そこからは不安と希望の6ヶ月間が始まりました。
治療開始から治療終了まで
治療が始まると同時に皮膚トラブルとの戦いがスタートします。
ヘルメット治療の最大の敵は皮膚トラブルです。
ヘルメット治療中は冬場でも頭皮に汗をかきやすく、湿疹などができやすいのですが、皮膚トラブルが起こるとヘルメット治療を一時中断しないといけなくなります。
ただでさえ開始時期が遅くなってしまった我が家では、細心の注意をはらって皮膚のケアを行いました。
定期的にヘルメットを外して、アルコール99%の除菌シートでヘルメットの除菌を行った後、乾くまでの間に子供の頭を拭いたり、皮膚の状態を確認したりと、やらないといけないことがたくさんあります。
ヘルメットを外す時間は1回5分程度でお風呂の時だけ30分外せます。
1日の装着時間は23時間が目標です。
2時間ごとに外して、除菌して、皮膚状態の観察して、皮膚のケアをして、また着ける…
その生活を6ヶ月…。
正直大変でした。
治療開始直後は、子供たちがヘルメットを嫌がって泣き叫びます。
「ごめんね。イヤだよね。ごめんね。」
そう呟きながら、生後9ヶ月の子供たちにヘルメットを着けていたのを覚えています。
装着開始1ヶ月で子供たちもヘルメットに慣れ、毎回泣くことはなくなりましたが、着用する時間が長くなるにつれて皮膚トラブルが起きやすくなってきました。
2カ月目に入る直前に、下の子のおでこに湿疹ができた事で、数日間ヘルメット着用を中断しないといけなくなりました。
ヘルメットを外している下の子を見て、上の子もヘルメットを外そうとします。
やはり慣れてきたとはいっても、ヘルメットを着けるということは子供にとってかなりのストレスだったんでしょう。
3ヶ月を過ぎると子供たちもヘルメットを着けることが苦ではなくなったようで、自分でヘルメットを持ってくるようにもなりました。
皮膚の観察やケアにはかなり気を配っていたため、その後は特に何のトラブルもなく順調に経過し、日を追うごとに徐々に変形が目立たなくなっていきました。
治療開始から6ヶ月を過ぎた頃には、元の形とは全く違う、丸みをおびた頭になっていました。
ヘルメット治療を終えて
6ヶ月を迎える直前に新型コロナウイルスが広がり始め、外出自粛の影響で最後の計測を行えないまま、我が家のヘルメット治療は終了しました。
斜頭症のグレードがどの程度まで改善したかは、最後の測定ができなかったのでわかりません。
見た目も完全にきれいな形になったわけではありません。
ただ一つだけ確かなことは、子供たちの頭の形を気にすることはなくなったということです。
たくさん苦労もありました。
たくさんお金もかかりました。
子供達にもたくさんストレスがかかったでしょう。
でも、
ヘルメット治療をやってよかった
生後9ヶ月という遅いスタートだったけれど、
諦めないでよかった
あなたがもしも、ヘルメット治療で迷っているのなら、まずは検査だけでも受けてみることをおすすめします。
検査だけなら無料です。
今の頭の形状を知るだけでも、価値はあると思います。
6ヶ月を過ぎていたとしても、諦めないでください。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
この記事が少しでもあなたのお役に立てたなら嬉しいです。
子供たちの治療に関わってくれた、たくさんの人たちに心からの感謝を込めて。
【あなたの人生が笑顔であふれる日々になりますように】
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